日本酒&ワインBAR醸

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店主の包丁自作日記 #3 ~ 包丁の形を作る

さて、鋼材が手に入ったので早速硬さチェック。

やはり硬い。


高耐久の紙やすりが面白いように削れます。

感覚的には通常ステンレスよりも多少硬いぐらいかな?

無論、焼入れしたステンレスよりも柔らかいです。

とはいえ、ステンレスが既にむっちゃ硬いので手持ちの鉄工用の工具では加工できません。

コバルトハイス鋼などでできたドリルや、弓鋸が必要ですね。

早速通販で発注しました。

で、到着までに包丁の形を決めることに。

ネットで包丁の画像を集めて形を選別。

と、ここで問題発生。

昨日、書いたように考える間も無く業者から届いた鋼材は250mm x 25mm 。

対して、ネットの画像を解析すると刃幅は最低30mmは必要。

25mmだと刃渡り10cmの小型ナイフしかできない事が判明。

だいたい、八田工業には包丁作るって事前に言っているのに確認もせずに送りつけるとは、まあボクが悪いとはいえ不親切ですねぇ、無念でござる。

とにかく、刃幅が薄いタイプの包丁を探しまくり図面を引いてみました。

こんな感じ。


さて、これで使えるか模型を使って検証。

ダンボールで作ってみます。


で、使えるか実験。


あ?

手が挟まって手元の刃が下に届きません。

無理やり当てると。


ぽきっ、折れたww

グリップ位置が25mmも上にないとダメでした。

それからダンボール試作の始まり始まり。


15本ぐらい来たところでなんとか使えるレベルの形にたどり着きました。

これ


結局、グリップは厚みが出れば出るほど安定性が増すボブクレーマー型。

刃先は、角度をつけてまな板への辺りが良くなるように角度をつけて。

なにげに、刃幅が細いので引き切りも、筋切りにも使える感じで結構良いかも?


最終確認のために、手持ちの板切れと、アクリルの端材を使い試作。

こんな感じ。


おや? これってスライドできるやん!


なんだ、これで角度を決めれば15本もダンボール模型作らなくても良かった(笑

いろいろ試行錯誤しながら作成しています。

次回は、本命、ZDP189のカットに入ります。