前回までのまとめ。
前回までで包丁の形に鋼材を切り出したものの、もとは単なる金属の板。
厚さが3mmもあります。
これを刃側を0.5mm程度、峰側を2mm以下に削らないといけません。
なぜかと言うと……
刃側が0.5mm程度なのはあまり薄くしすぎると焼入れのとき欠心配があるから。
峰側が2mm以下なのは出刃以外の一般的な包丁、なので厚すぎると市販の包丁研ぎ器に入らないから。規格外なのは扱いにくいですからね。
とはいえ、無闇矢鱈に削るのはもちろんいけません。切れ味にむらが出ます。
というわけで百均のダイアモンドヤスリを4本使って市販の包丁研ぎ器のような物を作り研ぎ始めたのですが、心が折れてしまった。というのが前回までのまとめです。
百均のダイアモンドヤスリは、#240程度のあらさと書いてあります。
ってなわけで試しに手持ちのダイヤモンドヤスリ#400を使って削ってみましたが、ほどんど削れません。
こんな奴。
とはいえ、力が入りやすいのか、少しマシな気がします。
仕方なくAmazonにダイアモンドヤスリ#120を発注。
これ。
さてコレで2時間ほど削ってみました。
僅か、0.1mm薄くなっただけ。
虚しすぎる………(´・ω・`)
この方法でもダメっぽいです。
工具に詳しい人は、いっそディスクグラインダーでガーって削っちゃえ!
なんていいそうなんですが、あれはパワーが強すぎて鋼材に焼きが入ってしまうのと表面が凸凹になっちゃって結局慣らすのに時間がかかると思うんですよね。
ってなことで行き詰まりました。
さてどうしたもんだか………
ということで次回に続く。